トマトラーメンを食す小泉さんの言葉を代弁する悠

トマトが3個

トマトラーメンという、食べた経験がないと美味しいとは予測不能なメニューを、いつもの臨戦態勢で食す小泉さんが登場するのが、ラーメン大好き小泉さん二十八杯目です。

まさか、最初の「こんにちは、小泉です。」というセリフが、本人ではなく悠の妄想だったとか凄すぎですよ。

でも、あまりにも小泉さんの行動や表情と合いまくっているセリフだけに、本当に全てが悠の言葉とは思えないのが面白いです。

では、二十八杯目を最初から見ていきましょうか。

まず、髪をポニテ状態に束ねる小泉さんという、ラーメンに挑む直前の姿から始まります。

制服に前掛けをして、これから食べるトマトラーメンの汁が飛び散っても大丈夫な状態にしてあるのは、芸が細かいですね。

いわゆる巻頭カラーですが、最初のページは店員のセリフ以外、全て悠の妄想とか怖いですね。

登場キャラは小泉さんだけなのに、不思議な流れです。

そして、カラーページが映えまくるトマトラーメンの描写に大注目!

ここは絵が上手くなかったら、本当に残念な事になるだけに、作者鳴見なるさんの見せ場という感じでした。

初めて二十八杯目を読んだ時は、ここに出てくるトマトラーメンの解説とかセリフは、全て小泉さんのものだと思い込んじゃったくらいです。

そのくらい悠のストーカーレベルが高くなっているという事でしょうね。

そして、ただひたすら麺をすすり、そして超嬉しそうな顔をする女子高生小泉さん。

この顔を、その辺の男に向けたら、ほぼ全員オチちゃう事でしょう。

また、カラーページ内では、しっかりと色鮮やかなメニューを出しまくっている所も見逃せません。

ラーメン大好き小泉さんという漫画は、このような色に関する部分に注目すると、面白い発見が多いです。

悠の妄想が、予想以上に近くで行われていてフキました。

トマトラーメンを食べる小泉さんの心の内を勝手に妄想しながら、思わず言葉にしていた悠は、実は予想以上に近くにいてフキました。

まさか、小泉さんのすぐ傍にいるとか、全く予想不能ですよ。

だって、カラーが終わっても、まだトマトラーメンを汗まみれで食べる小泉さんの背景は、ただ真っ白でしたからね。

小泉さんの出汁も美味しそう・・・ゲフンゲフン、いや何でもないです。

なんて思いつつ、トマトラーメンの楽しみ方が続きます。

半分くらい器の中が減ると、そこへ白飯を投入し、まるでリゾットのようにするわけですね。

他のラーメンでも、勝手に残ったスープにご飯を入れるパターンがよくありますが、トマトラーメンに入れると、何だか健康的に見えます。

とか思っていると、トマトのリコピンは、油過熱すると本当に吸収率が上がるとの事です。

この二十八杯目では、トマトの栄養まで学べてしまうのがスゴイですね。

コップに入ったトマトジュース

これだけトマトを食した小泉さんですが、さらにトマトジュースまで追加していました。

でも、この辺から、悠のナレーションが怪しくなってきて、さすがに小泉さんのものとは思えなくなってきます。

半分、目の輝きを失った状態で、小泉さんの隣でブツブツ語り続ける悠は、マジで怖かったです。

うん、さすがにこれじゃ小泉さんも悠にはデレる事はなさそうですね。

そんな悠に対して、ちょっと怒った小泉さんの冷酷な目が、とても印象的でした。

当然のように悠をスルーして勝手に立ち去る小泉さんは、今回もいつも通りですね。

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